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人類の生存基盤である地球の生態系を脅かすひとつのものとして危惧されている環境問題としてオゾン層の破壊、地球温暖化、酸性雨、野生生物の減少などがあります。
社会経済活動による環境への負荷として

などがあります。最近特に問題になっている環境中のダイオキシン濃度は他の先進国に比べて約１桁高く、１年間ゴミ焼却場などから発生するダイオキシン類の総量は、ドイツの約100倍にも達しています。政府もダイオキシン対策関係閣僚会議で「ダイオキシン対策基本方針」を決め、ダイオキシンによる国民の健康リスクを減らしてゆく第一歩を踏み出したといえます。
昭和50年代中期頃から、地球環境問題が世界的な関心事となり、経済政策と環境との関連が国際政治の舞台に登場するようになりました。世界の経済界でもその対応が考慮され、世界のビジネスリーダーによって「持続可能な発展のための経済人会議（BCSD)」が創設されました。そして持続可能な発展の為には、環境パフォーマンスや製品のライフサイクルアセスメントなどの国際規格が必要であると判断され、それらの規格制定には国際標準化機構（ISO)が適切な機関であるとの結論に達し、1996年９月にISO4000が制定されたのです。